2023年4月、すっかり季節は春を迎えました。
前回(約3週間前)にクラスが上がることが決まり、うれしさいっぱいの気持ちでクラブに向かいました。
うちのクラブには、ビギナー・初級複合・複合の3クラスがあります。
いままでのビギナーでは、丸馬場でレッスンをしていました。ポールで丸く形どられた道の中でしか歩けない丸馬場です。
初級複合クラスからは、ポールは存在せず、しかもより大きく四角い馬場を使用します。
そして、天候が悪い時は室内馬場でレッスンを行います。
ビギナーレッスンがない時は、ビギナー用の丸馬場が撤退し、室内馬場すべてが初級クラス・上級クラスのレッスン会場となります。
(しかも室内の時は、初級と上級が合同レッスンとなる)
相棒はみかんさん
今までは厩舎で見たことしかなかった中級の馬、みかんさんが導いてくれます✨
みかんさんはとてもまじめで穏やか。あとおやつが大好きです。
広すぎる
早速レッスン…いや広い!!!!
あいにく天気は悪く雨なので、”広いところ”デビューは室内の、しかも一番大きい馬場でした。
今まで丸い決められた場所を何も考えずにすいすい進んでいましたが、自分で誘導して連れて行かなければいけません。急に求められることが多すぎる…
やさしいみんなに連れられて
先生が今日からクラスがあがったとみんなに報告して、優しすぎる視線を受ける私。
な~んにもわからない乗馬初めて3か月の私を、スーパーホースみかんさんと、ベテランの先輩方がやさしく導いてくれてレッスンが進んでいきます。
「斜め手前変換」というものを初めて経験。とりあえず前の先輩についていきました(それしかできなかった)
普段しない右手前の軽速歩はぎこちないねって言われた。わたしも、とても不思議な感覚だった。
みかんさんの特徴
みかんさんは、ビギナーの馬たちとは全く違うタイプ。反動が大きく、揺れが強いので、すこし怖くて膝をぎゅっと締めてしまいます。「膝締めすぎてるよ~」となんども先生に言われます。
駈歩になると、歩幅が狭くポコポコ歩く。今までの馬で言ったら、ひみこちゃんみたいな感じ。これ、駈歩?と疑問に思いますが、ちゃんと駈歩をしているそう。
大きい馬場で、初めての駈歩。
四隅にコーンを置いて、コーンの外を通るように指示されます。
あまりにも馬場が大きすぎて、少し恐怖感を感じていたので、左手はサドルホルダーと手綱、右手に鞭と手綱を持ちます。
「前傾姿勢になってるから、しっかり体を起こして」「コーンに到着したら、次のコーンを見据えて」「駈歩の時は、お腹が一番前に出すように」「右手綱は短めに」
思っていたよりも難しすぎる。自分の意思を馬に伝えることが必要だし、なにより広いからすこし怖く感じてしまう。早速課題を見つけてしまいました。
この回、今までの2鞍分ほどに感じるくらい充実していて、休憩時間はものすごく水を飲みました。水、おいしい…
はじめましてエルメスさん
エルメスさんは、年末まで共にする初めての相方(専用馬)です
先生から「エルメスさんが合うと思う」と言われて、乗らずに即決したのですが、本当にそうでした(先生すごい)
エルメスさんの特徴
エルメスさんは、鞭が肩に当たるのを嫌がるので長鞭(短鞭を使用する場合はお腹に使う)
先頭が大嫌いで、誰かのうしろにいたいので、動きません。走り出しはやる気が全くなく、やる気を出すのが大変!
体格は大きく、人に全くこびない。というか多分人に興味ない。
歩様はスムーズで、駈歩は歩幅大き目でストライドがゆったりしている。
障害が得意だけど、飛ぶ前に溜めてポコンと飛び越えるような飛び方
アブ(虫)も嫌いだし、足元洗われるのも嫌、女の子らしい女の子です
エルメスさんと
エルメスさんは、ほんとうにお顔がきれい。
お顔に見とれていたら、あっという間にレッスンの時間になりました。
気になる乗り心地は、「ココア並みに乗りやすい!」
ビギナー時代に一番好きだったココアさんと同じような乗り心地、これなら大丈夫かもと思える安心感。
軽速歩は、なんとなくできたものの、やっぱり右手前になると違和感を感じる。カーブのところで疾走感が顔をすり抜けていく。これが、広い馬場…
「ポコタン、ポコタンのリズムを感じて」と言われます。
思い切って、エルメスさんのリズムに乗ってみると、あら不思議。サドルホルダーが外せました!!✨
駈歩の待機中、横にいた先輩に「今日からこっちに来たのね~今何鞍目なの?」と聞かれて、「20鞍目です」と答えると、「…最速じゃない?!」と先輩方に驚かれました。
先生いわく「史上最速、今までは35鞍くらいが最速だったかな」と・・・!!
え~~~そんなの知らなかった~~~~(喜んでる)
自分に自信が持てないまま、どんどん環境が変わってしまって、ぬぐえない不安と焦る気持ちでいっぱいだったのですが、そう聞いてうれしさが溢れました…!
ちょっと頑張ってみようっておもえた一日でした。
年末のえるたんと私、半年かけて興味を持ってもらえるまで成長しました。